白内障と老年性黄斑変性の2つは、先進諸国では視力喪失の2大原因と言われています。アメリカでは白内障の手術は健康保険出費の中の1項目として最大の費目であり、年間に約32億ドル(約3800億円)にも達します。世界全体で見ると、白内障により視力を失う人の数は年間5000万人を数えます。悲劇と言わざるを得ないのは、この白内障は防げない病気ではないという事実です。白内障の基本原因は、喫煙や紫外線であり、これらは、通常は透明な目の水晶体のタンパク質が酸化ストレスによって変化することで発症します。したがって、ビタミンCやビタミンEおよびベータカロチンなどの抗酸化物質の摂取によって予防が可能です。おそらく白内障の50%は抗酸化物質の摂取を増やす事で防げると計算されています。 

黄斑変性も視力障害の大きな原因の1つに数えられ、これはしだいに増加する傾向を示しています。この問題にも活性酸素が関係します。したがって、白内障と同じようにビタミンE、ビタミンCとベータカロチンなどの抗酸化物質によって予防が可能ではありますが、決してそれだけでベストとは言えません。網膜について最も効果のある抗酸化物質はルテインとゼアキサンチンであって、決してベータカロチンやビタミンEではありません。視力を維持するためのベストな選択はおそらくビタミンE、カロテノイドのルテインとゼアキサンチン、セレニウムを組み合わせた栄養補助食品です。その目的は、グルタチオンペルオキシダーゼ酵素の抗酸化性を強化することです。大昔から目の問題に使われてきたコケモモ(ブルーベリー)に含まれるフラボノイドも賢明な選択の1つです。

第四章 活性酸素が関係する病気と対策

クレイトン博士の「英国流医食同源」 〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜(翻訳版)の内容を転載しています。

当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜』の内容を転載しております。

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