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オリンピックでメタルをもたらすコエンザイムQ10

かりに、運動を全くせずにスタミナが増し、エネルギー・レベルが上がり、心臓が強化されると、筆者が言っても、懐疑的な人は容易に信じないでしょう。しかも、それが運動をしないどころか、「安楽椅子に座ったままで」と言えば、きっと読者は笑うでしょう。さらに筆者が、その秘密はカプセルに入った「秘薬」なのだと打ち明けたら、筆者には、確実に「インチキ医者」というレッテルを張られることは間違いないと思います。

しかし、今この瞬間に行われているベルギーとテキサスの大学における研究では、前述のことはすべて事実だということを示しています。研究データは、コエンザイムQ10補助食品がミトコンドリア機能を増進し、筋肉細胞も含む体細胞のエネルギーが増加することを明らかに示しています。バンフリーチャム教授は、心臓病患者に対するコエンザイムQ10の心臓強化効用についての知識から、健康人についても好結果がある筈だと考えたのです。健康なモルモット(運動をした事がない)を選んで、彼らに対してコエンザイムQ10を8週間継続して投与したのです。驚いたことに、フィットネス(モルモットのフィットネスというのはいささか滑稽ではありますが)が向上し、20%もの心拍強化が観察されました。このようなことは、一定の激しい運動を行った後にはじめて観察されるのが普通です。

日本の神戸大学の山辺、福沢両博士も、エネルギー減退と疲労感を訴える中年の女性を対象として同様の経験をされています。1日当たり60ミリグラムのコエンザイムQ10を3ケ月継続投与して、これら女性のフィットネス向上は30%以上を示しました。さらに重要なことは、疲労感が非常に少なくなったことも報告されています。

特に訓練を受けていない人々について、コエンザイムQ10によって運動能力が30%向上するとしたら、運動選手にとってどういう福音をもたらすでしょうか?スペインのボローニャ大学の科学者チームがこの点を研究しています。ピエール・フィロエヤ博士の指導の下での研究ですが、一群のトップ・クラスの走者が対象とされ、全体の内の半数に対してコエンザイムQ10が40日間与えられました。その後耐久トライアルを行った結果、コエンザイムQ10グループの成績は、対照グループより13%もの好成績を出しました。トップ・レベルの競技者にとって、この13%の差は重大です。入賞出来ない競技者に栄冠をもたらすものかも知れません。さらなるコエンザイムQ10の効果としては、耐久競技には付き物の競技後の筋肉痛も少なくなり、強化練習への耐性向上、競技後の早期回復も見られたとのことです。その他にも同様な研究があり、大体が同じような結果を示しています。栄養状態が良好で健康な人々を対象としたコエンザイムQ10補助食品投与例では、筋肉中のQ10レベルが上昇し、運動能力の向上が報告されています。

このようなニュースが広がるのは早いものです。最近では、コエンザイムQ10は競技者の間に一種のブーム現象を起こしています。イギリスの女性ホッケーチームの一員としてバルセロナ・オリンピックでイギリスに銅メタルをもたらしたサム・ライトは次のように言っています。「去年は、私はウイルスにやられて、とても疲れ易すかったのです。それで、食生活も練習プログラムも変更せざるを得なかったのです。ですから、人に勧められてコエンザイムQ10の摂取を始めました。それからは長い間、これまでにない程の好調が続いています。チームの半分ほどのメンバーはコエンザイムQ10を摂っています。もう練習計画の1部になってしまっています。世界のトップ・レベルのチームの実力にはそれほど大きな差はありませんから、きっとコエンザイムQ10こそが銅メタルと金メタルの差になるのではないでしょうか」

初めの頃は運動選手にも懐疑的な人が多くいました。おそらく、なにか新しいタイプのドーピングと勘違いしたのではないでしょうか。しかし、コエンザイムQ10はドーピングとはまったく違います。運動中には普通だれでも水を飲みますが、コエンザイムQ10はちょうど栄養を補強した水を飲むのと同じです。敢えて言うならば「置き換え」のコンセプトです。第1、人体はコエンザイムQ10を自分で生産するのです。しかし、激しい運動中は血中のコエンザイムQ10濃度は低下します。おそらく、筋肉がそのQ10を使い切ってしまうのでしょう。だから、競技中のコエンザイムQ10追加は、ただその血中レベルを通常に戻すだけ、と考えても良いわけです。競技用の特別食と考えても良いでしょう。もし、1キロの鰯を毎日食べられる人がいると仮定すれば、コエンザイムQ10の必要量をすべて自然から摂取出来ることになります。従って、コエンザイムQ10を非合法と見なすことがあるとすれば、そのこと自体が全くのナンセンスで、製薬会社の回し者の言動と言われても仕方がないと筆者は考えます。

第七章 いま注目の抗酸化物質

クレイトン博士の「英国流医食同源」 〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜(翻訳版)の内容を転載しています。

当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜』の内容を転載しております。

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