見た目の悪い野菜・果物は身体に良い

この章で、1つ特別な注釈を加えておきたいと思います。と言うのは、大豆、馬鈴薯、トマトなどを含む植物の持つプロテアーゼ阻害能力は、実は、植物が持つところの、害虫などから自らの身を守る防御システムの一部だという点です。この能力は、昆虫の成長能力を抑止して、植物が昆虫に食い荒らされる量を減らすのに役に立ちます。これは植物界一般によく見られる反応の1つで、たとえば、葉っぱ1枚が昆虫に食べられた場合に、植物の方としては、そのために食べられた葉っぱ以外の身体全体にプロテアーゼ阻害能力を増強します。このことは、もしプロテアーゼ阻害物質が人間のガン・リスクの減少に有用だとして、昆虫に葉を食べられた後に、その防御システムの強化を完了した植物を摂食した方が、その植物を食べる人間にとっては健康により良いということを意味します。そして、これから引き出せる推論として、スーパーの店頭で美しく陳列された果物や野菜、あるいは虫害を防ぐ目的でふんだんに農薬を散布された果物や野菜、あるいはポスト・ハーベストと称して「日持ち」を良くした果物や野菜は敬遠して、むしろ見た目は悪くても虫食いの野菜や果物の方が身体に良いということになります。それに加えて、人間のガン・リスクを増やす化学物質による汚染の可能性も少ないのではないでしょうか?

第九章 見た目の悪い野菜・果物は身体に良い

クレイトン博士の「英国流医食同源」 〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜(翻訳版)の内容を転載しています。

当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜』の内容を転載しております。

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