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抗酸化食品の摂取は若いうちにスタートが望ましい

他方、ある種の抗酸化物質、すなわちベータカロチン、ビタミンAとC、およびある程度までのビタミンEは、前ガン状態の喉頭ガン、咽喉ガン、大腸ガンなどの治療に大きな効果があります。頸部ガンのガン細胞に対してベータカロチンはその抑制力があり、ガン細胞を自殺(アポトーシス)に追い込むという証拠があります。ベータカロチンの投与量が増えると、頸部ガンのリスクが減るという証拠もあります。

最後に付け加えたいのは、スケールの小さな実験ではありますが、ガン発症が確認された後で投与された、栄養補助食品としての抗酸化物質が予防効果を発揮したという文献も存在します。このケースでは、膀胱ガンの外科手術を受けた患者についての観察で、対照グループの再発率が80%なのに対して、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEおよびビタミンB群と亜鉛を含むマルチビタミンの大量投与を受けたグループの場合は40%であったと報告されています。

本書執筆の時点では、残念ながら未だ混乱のさなかにあり、全体像がなかなか見えてきません。抗酸化物質がガン細胞の成長を促進するのかしないのか、どちらにせよ確言するにはデータ不足なのが実状です。中でもベータカロチンは、あらゆる抗酸化物質のうちでも抗ガン効果が最も明白なものなのですが、もしかしたら通常の抗酸化能力とは無関係な何か別のガン制圧能力があるのかも知れません。

この瞬間にも各種の実験と研究は日夜続けられています。従って、あと2年か3年もすれば、この議論に決着をつけるような新しい価値あるデータが発表される可能性は大いにあります。それまでの間は、抗酸化物質とガンとの関係は、科学者が想像したよりはもっと複雑であると結論しておくのが賢明のようです。取りあえずは、ガンのイニシエーションの以前に摂取する抗酸化物質は、とくにその摂取が、免疫システムが完全に機能するのを確認した後なら、抗酸化物質の摂取は好ましい事として理解して良いと考えます。従って、筆者の結論は、前述の条件さえ満たすなら、ガンにも、また他の活性酸素を原因とするあらゆる病気に対して抗酸化物質は有効と結論しておきます。ただし、抗酸化物質の摂取開始が人生の後半であり、その時までにある条件、すなわち、ガンのイニシエーションの完了、があれば、裏目に出る可能性を完全に否定はできません。栄養学者的に言い換えるなら、40代後半までなら、いつ抗酸化食品の摂取をはじめても問題はありませんが、もし、読者が愛煙家、それもヘビースモーカーの場合は、30代からの開始が望ましいところです。もし遅すぎるという年輩者の場合でも、栄養を出来るだけ完全に近づけるように努力するのは決して悪いことではありません。

万一、すでにガンが存在することが判った場合は、いきなり超大量抗酸化物質療法に走るのは、賢明ではありません。このような場合の1つの方法は、まず免疫強化メニューとして、コエンザイムQ10エキナセアに活性酸素負荷を組み合わせます。そして、その活性酸素負荷は多価不飽和脂肪酸の大量摂取です。この場合他の抗酸化物質は一切使わない方が賢明です。そして、むしろ多価不飽和脂肪酸と、オゾンとか過酸化水素によってガン細胞をアポトーシス(細胞自殺)に追い込むような酸化剤とのドッキングの方を、筆者なら選択します。そして、一種の時間差攻撃です。まず、最初の「酸化」段階でガン細胞が死んでくれたら儲けものです。でも、それは希望的観測です。従って、次のステップとして多価不飽和脂肪酸です。これは、第1ステップの酸化段階で痛んだ多価不飽和脂肪酸の交代要員としての補充です。しかも、それで手を緩める必要はありません。ガンを宣告されたか、ガン・リスクが非常に高いと診断された場合は、前述のステップに加えて第2の防御網、すなわちガン細胞の成長抑止因子の使用です。

第九章 抗酸化食品の摂取は若いうちにスタートが望ましい

クレイトン博士の「英国流医食同源」 〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜(翻訳版)の内容を転載しています。

当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜』の内容を転載しております。

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