重要なホルモン類;医師の処方せんが必要

骨の成長に有利な環境を整えるという意味で、いくつかのホルモンが重要な働きをします。エストロゲン(ホルモン療法で用いられる)とカルシトニンは共にカルシウム損失を抑えます。だからと言って、これらはいったん失われたカルシウムを取り戻してくれるわけではありません。最近発見されたオステオポンチン(新しい骨の成長を促進する)はこの点で見込みがありそうです。とは言え、まだ研究の初期段階にあり、早くても1998年までに一般大衆に手が届くようになるとは考えられません。成長ホルモンのテストステロンと同化ステロイドは男性の骨の形成を促進することが分かってはいますが、誰に対しても適当とは言えません。しかも、これが大衆に広く使用可能になるまでには多くの時間が必要と思われます。

ところで、こういったホルモン類は医師の処方がなければ入手できません。読者が医師の処方を入手するには、骨粗しょう症に実際に掛かっているか、またはその危険が大きいと医師を納得させねばなりません。国によっては、医師が簡単にホルモン療法(HRT)の処方を出すこともあるやに聞いています。しかし、たとえそのような場合でも骨損失の危険を避けるため、やや控え目の処方になるのが自然ではないでしょうか。ともかく、筆者の意見では、ホルモン療法は女性には必ずしも「お勧め」ではありませんし、男性の場合でも同様です。今日でさえ、より保守的な医師はカルシウムを処方するのが無難と考えているようです。ただし、同時にビタミンDを処方したり、しなかったりの違いはあるかもしれません。。

第十章 骨粗しょう症で骨折り損にならないために

クレイトン博士の「英国流医食同源」 〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜(翻訳版)の内容を転載しています。

当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜』の内容を転載しております。

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