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天然由来のプロゲステロンになぜ処方箋が必要なのか?

アメリカを含む多くの国では、天然由来のプロゲステロンの購入には医師の処方箋は不要です。イギリスを含む他の多くの国(日本も含む)では、政治的あるいはコマーシャリズムの理由から処方箋が必要です。元来、ホルモンは、閉経前の女性の体内で自然に作られるものですから、当然ながら副作用はあり得ないという事実を考えると、このことは全く不合理です。それだけではありません。ある種の食品にはプロゲステロンが含まれているのです。処方箋があろうとなかろうと、自分の食事を自分で選ぶのは、普通の民主的国家では自由な筈ではないでしょうか?

例えば、ヤム芋(ヤマノイモ属の植物)を食する国々では、骨粗しょう症も月経前症候群もほとんど知られていません。ジオスゲニンを多く含んでいるからです。ジオスゲニンは体内でプロゲステロンに体内合成によって変化すると考えられています。それだけでなく、ジオスゲニンは細胞のカルシウムの取り込みを増やします。実際、製薬会社は合成プロゲストーゲンを作る原料としてヤム芋を利用しています。仮にジオスゲニンがそのままプロゲステロンに変化しないとしても、プロゲステロンに酷似した物質になることは確かです。その証拠に、細胞のカルシウム取り込み効果は確認されています。ヤム芋を食べるべき理由がもう1つあります。ジオスゲニンの1部は体内でデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)に変化します。これはいわゆる抗老化ホルモンで、ストレス耐性を強化するとともに、低エネルギー条件への耐性を作ると言われています。

骨粗しょう症対策としてのヤム芋の必要摂取量は、その抽出物の形で1日当たり6グラムとされています。また、天然プロゲステロンはスキンクリームとして皮膚吸収のかたちで用いられます。皮膚でプロゲステロンがビタミンEに溶けるのです。ビタミンE,オリ−ブオイル,等に溶かしたプロゲステロンは経口摂取も可能です。但し、このような経口摂取の場合は相当量の摂取でなければ効果がありません。ホルモンが肝臓で破壊されるからです。

筆者の個人的見解としては、骨祖しょう症の予防、あるいは治療を希望する閉経後の女性に対しては、プロゲステロンは自由に販売されてしかるべきと考えます。かなりの数の医師は反対の立場をとるかも知れません、しかし、結局のところは、女性は不運に生まれついているので、閉経直前から骨は自然に駄目になるもので、これは女性の運命だと受け入れるかどうかという、女性自身が決定すべき問題ではあります。一方、月経前症候群を抑える目的でプロゲステロンあるいはヤム芋抽出物を用いようとする場合は、先ずその前に、本当にプロゲステロンが不足しているかどうかを調べる方が賢明です。このチェックは普通には医師が簡単にできることですから。

最後に、閉経期に近い女性への食事についてのアドバイスを1つだけ差し上げたいと思います。先ず、飽和脂肪酸(動物性脂肪に多い)は減らすことです。飽和脂肪は体内で代謝されてプロスタグランジンF2アルファを形成します。これは黄体を消退化し、プロゲステロンの生産を減らします。例えば喫煙習慣のような、他のリスク要因があればなおさら多価不飽和脂肪酸(魚油に多く含まれる)に変更する方が賢明です。

第十章 骨粗しょう症で骨折り損にならないために

クレイトン博士の「英国流医食同源」 〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜(翻訳版)の内容を転載しています。

当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜』の内容を転載しております。

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