リスク要因はこんなにある!

ホルモン: 自然原因であるにせよ外科手術が原因にせよ、早期閉経は骨粗しょう症による骨折のリスク増加要因です。無食症も過食症などの摂食障害も、ともに栄養不足を伴う傾向が強いためリスク要因です。女性の場合には生理停止(これは言うならばミニ閉経です)もリスク要因です。摂食障害も男女の差なしに増加中であり、これも今後は骨粗しょう症問題のリスク要因の仲間入りするでしょう。陸上の耐久競技選手やバレー・ダンサーなども過度の練習とバランスの欠けた食事をとり易い理由から、エストロゲンの低下による生理不順となり、これまた仲間入りの候補者です。先に挙げたマクロー博士の例は正にこれでした。

タバコ: 喫煙及び受動喫煙も閉経を早める要因です。前者はおよそ5年、後者は2年から3年早めます。どちらにせよ、喫煙ははっきりしたリスク要因です。喫煙についてさらに悪いことは、喫煙には骨芽細胞の働きを抑制する作用があることです。近年見られる若い女性の喫煙習慣の増加は、この意味で非常に心配です。喫煙とアンバランスな食生活とが重なった場合、これはもうはっきりと骨粗しょう症予備軍と言わざるを得ません。

妊娠: 女性の場合、これらに加えて妊娠があります。妊婦の骨粗しょう症に関する公式記録では、けっして少ないケースではありませんが、診断書の上では「問題化」されずに見過ごされていると言って間違いないと思います。症状としては、先ず背痛と腰痛です。出産予定の最終段階か授乳初期に発症するのが普通です。これは多くの場合見過ごされてしまいます。妊娠そのものに背痛が伴うのが当たり前だからです。

授乳: その他の症状の1つは身長の減少です。時には5センチから7センチにまでおよびます。この発見は比較的容易です。脊椎骨の損傷に伴う場合が多いからです。これらの諸問題は、胎児や母乳のために母体の骨からカルシウムが奪われるのが原因です。幸いなことに、離乳後は母体の骨はある程度までは回復します。

飲酒とステロイド: 飲酒と長期間のステロイド療法も骨粗しょう症の危険因子です。非活動的なライフスタイルも危険因子の仲間に入れてもよいでしょう。ステロイド療法に用いられるデフラザコート(Deflazacort)は、この点でいま厳しく再チェックされています。

遺伝因子: 最近、カルシウムの吸収とビタミンDに対する体の反応を阻害する遺伝子の1つが発見されました。遺伝子検査をしなければこの遺伝子の有無が分かりません。しかし、もしかしたら外見から分かるかも知れません。この遺伝子はどうやら「若白髪」にも関係があるようなのです。1994年のことですが、アメリカのメイン州骨粗しょう症研究・教育センターのローゼン博士(Dr.Clifford Rosen)が、50%以上の白髪の人々が40才以前に骨粗しょう症に罹る確率が4倍も高いこと、また、20才代で白髪になる人々は必ずといえるほど家族に骨粗しょう症の病歴があることを発見したのです。もう1つの潜在的に重要な危険信号は歯です。それも下顎の骨損失に起因する歯の欠損は問題の可能性があると指摘しておきます。

第十章 骨粗しょう症で骨折り損にならないために

クレイトン博士の「英国流医食同源」 〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜(翻訳版)の内容を転載しています。

当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜』の内容を転載しております。

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