尿漏れ(腹圧性尿失禁)

尿漏れ(腹圧性尿失禁):尿トラブル(排尿障害)

女性の尿漏れで最も多く発生するタイプが、腹圧性尿失禁です。思わずおなかに力が入ったりするような時に尿が漏れてしまうことが特徴です。せきやくしゃみをした時に尿が漏れたのが初めてという場合も多いようです。その他にも、重いものを持った時や、スポーツ等の体を動かしている時に尿が漏れることも多い症状です。

腹圧性尿失禁が進行すると、信号が変わったので少し早歩きをしたり、電車に乗り遅れないように小走りになったりするだけで、尿が漏れるようになります。さらに症状が悪化すると、歩く、階段を下りる等の日常動作でも尿漏れが発生してしま、尿とりパッド(大人用紙おむつ)なしでは外出出来なくなってしまいます。

腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方を併せ持つ混合性尿失禁も少なくありません。また、尿が出にくく出しきれなくなる、尿排出障害により残尿が多い場合も、尿漏れが発生します。原因が特定しづらい場合には、医療機関を受診しましょう。

腹圧性尿失禁に対する治療の基本となるのは骨盤底筋体操と呼ばれる体操で、軽症の場合にはこれだけで症状が改善することが多いようです。

骨盤底筋体操は、とても簡単に実施できるため、以下を参考に毎日の生活に取り入れてみることをお奨めします。骨盤底筋体操では、骨盤底の尿道や膣、肛門辺りの筋肉の収縮と弛緩を繰り返し実施します。そうすることで、弱った骨盤底筋を鍛えて筋力をつけ、膀胱や子宮、直腸などの骨盤内の臓器が下がるのを防ぐことができます。骨盤底には、瞬発力のある速筋と、持久力のある遅筋との2種類がありますが、その両方を鍛えることができます。

  • 1.大きく深呼吸して、全身の力を抜きます
  • 2.肛門や膣の辺りの筋肉を1〜2秒間締めて、1〜2秒間緩めます
  • 3.肛門や膣の辺りの筋肉を締めて、胃の方(上部)へ引き上げて1から5までゆっくりと数えた後に、5〜10秒間ほど緩めます
  • 2と3とを、各5回ずつ繰り返すのを1セットとして、1日に10セット程度実施するのが目安となります。
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