アーティチョーク
アーティチョークの効果・効能
- 消化機能冗進作用
- 肝臓強化(強肝)作用
- 利胆作用
アーティチョークの特長/肝臓の代謝機能強化
- アーティチョークは、肝臓の代謝機能を強化する作用を持つ
- アーティチョークは、胆汁の分泌を促す作用を持つ
- アーティチョークは、消化不良や食欲不振を改善する作用を持つハーブ
- 高コレステロール血症や動脈硬化にも有効

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アーティチョークとは?
アーティチョークは、地中海沿岸のカナリア諸島を原産とするキク科の多年草です。日本では、朝鮮アザミとの別名を持つハーブです。ヨーロッパでは古くから野菜として栽培され、花の付け根にある膨らみのある部分が、独特の風味を持つ高級食材として、フランスやイタリア料理に伝統的に用いられてきました。
肝臓の代謝機能を強化し、胆汁分泌促進作用を持つ、アーティチョーク
一方で、薬用ハーブとしての歴史も非常に古く、ギリシャ・ローマ時代から肝機能の促進や利胆(胆汁分泌の促進)の目的で愛用されてきました。現代では、科学的にもその効果が実証され、シナリンやセスキテルペンラクトン類のシナロピクリンが、利胆作用の中心成分とされています。
肝臓機能を保護するハーブとしては、マリアアザミ(オオアザミ、ミルクシスル)が有名ですが、アーティチョークも古い歴史を持つ、肝機能を改善するハーブの代表格と言えるでしょう。
消化不良や食欲不振に効果を示すアーティチョーク
消化不良や食欲不振に効果を示す健胃剤には、シナモンのような芳香性健胃剤と、アーティチョークのような苦味性健胃剤との、大きく2種類が存在します。アーティチョークに代表される苦味性健胃剤は、消化器の作用・働きを改善させるのみならず、神経面においてもトニック(強壮)効果を発揮します。
そのため、夏バテのような消化器の機能低下が原因の食欲不振にも、ストレスなどからくる神経性の食欲不振にも、効果が発揮されることが期待できます。
アーテイチョークは作用がマイルドなこともあり、小児科領域でも消化器系強壮薬として用いられる、とても安全安心なハーブです。
アーティチョークは、生活習慣病予防にも効果期待
アーティチョークのエキスには、肝臓の代謝機能を強化することにより、胆汁の分泌を促進させ、結果としてアルコールによる肝臓へのダメージを和らげる作用があります。また、血中コレステロール値や中性脂肪を低下させる作用があるとされています。
また、主要成分シナリンには、利尿作用や脂肪の代謝を促進する作用、抗酸化作用があるとされ、生活習慣病予防に有効と言えるでしょう。