レスベラトロール

サーチュイン遺伝子をONにすることで、老化を遅らせ寿命を延ばす注目成分

レスベラトロールの効果・効能

  • 細胞の老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性を高める
  • メタボリックシンドロームの予防
  • 認知症・物忘れの予防
  • しみ・しわ・白髪等の老化現象の予防
  • 脂肪燃焼を助ける
  • 糖尿病の予防
  • 動脈硬化の予防

レスベラトロールの偉力(詳細は下記を確認下さい)

レスベラトロールの特長/ミトコンドリア増加、免疫細胞強化

  • レスベラトロールは、加齢により減るミトコンドリアを増やす働きを持つ
  • レスベラトロールは、免疫細胞の暴走を抑え、免疫細胞が血管壁に入り込み、動脈硬化を引き起こすのを防ぐ
  • レスベラトロールは、ミトコンドリアを増やし、活性化させることで、全身サビの元となる活性酸素を除去し、老化を防ぐ
  • 血管壁を太くしなやかにし、全身に栄養分をスムーズに行き渡らせる
レスベラトロール
●サーチュイン遺伝子のスイッチをONにする
レスベラトロール(resveratrol)

▽▽▽「レスベラトロール」の効能効果を知りたい方は、以下をお読みください▽▽▽

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レスベラトロールとは?

レスベラトロールは、長寿遺伝子のスイッチをONにすることができるとして、大きな注目を集めている成分です。レスベラトロールを摂取することで、100歳まで生きることが可能になるのではないかとされ、さらなる研究が盛んに進められています。

レスベラトロールは、長寿遺伝子(=サーチュイン遺伝子)の発見に携わった、シンクレア博士の研究により発見されました。

レスベラトロールは、赤ワインに含まれているポリフェノールの1種で、ぶどうの皮に多く含まれている成分です。ピーナツの皮にも多く含まれていることが分かっています。

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サーチュイン遺伝子とは?

長寿遺伝子(=サーチュイン遺伝子)は、近年の研究によって発見された、人類が飢餓を生き抜くために備えた遺伝子のひとつとされています。飽食の現代において、そのサーチュイン遺伝子のOFFとなっているスイッチをONに変えることで、様々な効果を享受できるとされています。

カロリー制限をすることで、その遺伝子のスイッチをONにできることが、欧米の長年の研究により分かってきました。事実、餌の量を70%に制限された状態で20年以上飼われてきたサルは、餌の量が100%のサルと比べると、明らかに毛つやが良く、毛がふさふさとし、活力に溢れていることが、観察されています。
人間においても、金沢医科大学等の実験により、カロリー制限を実施することで、サーチュイン遺伝子のスイッチがONになることが観察されています。

そのような研究が進む中、カロリー制限をしなくても、長寿遺伝子のスイッチをONにすることができる成分が、発見されました。それが、レスベラトロールです。

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レスベラトロールの効果

レスベラトロールが、サーチュイン遺伝子のスイッチをONにすることにより、様々な効果が期待できます。

«長寿(若さを保つ)»
人間の体には、約60兆個もの細胞があり、それぞれの細胞が死滅していくことで、老化が進んでいきます。この遺伝子に予めプログラムされた細胞死は、アポトーシスと呼ばれています。細胞が死滅した後には、新しい細胞が入れ替わって再生されていきますが、心臓や脳など、そもそも細胞があまり再生しない組織においては、アポトーシスが老化の重大な問題となります。レスベラトロールを摂取すると、サーチュイン遺伝子が活性化され、アポトーシスが抑制され、老化が遅らせられると考えられています。

«メタボリックシンドロームの予防»
人間の体には、約60兆個もの細胞があり、それぞれの細胞の中には、「細胞内のエネルギー工場」と呼ばれる、ミトコンドリアが存在しています。老化により、ミトコンドリアの数が減少し、ミトコンドリア自体の力も弱って行きます。ところが、レスベラトロールを摂取することで、ミトコンドリアの数が増え、活性化され、全身の脂肪燃焼パワーが増強されると考えられています。

«認知症・物忘れの予防»
脳の中で記憶をつかさどっているのが海馬と呼ばれる部分です。これまで、脳の神経細胞は成長するにつれて数が減り、増えることはないとされてきましたが、成長したあとも新たに生まれ続けていることが分かりました。レスベラトロールにより、神経細胞の細胞死(アポトーシス)が減るばかりではなく、新しい細胞が生まれてくる可能性もあります。

«しみ・しわ・白髪等の老化現象の予防»
酸素を使って細胞(ミトコンドリア)がエネルギーを作りだす時に出てしまう燃えカスが、活性酸素です。様々な臓器の機能を低下させ、細胞のDNAまで傷つけてしまう、老化の大敵です。女性が気になる、しみ・しわ・たるみ・白髪等の老化現象も、活性酸素の仕業です。
レスベラトロールを摂取することにより、サーチュイン遺伝子のスイッチがONになると、ミトコンドリア内で、活性酸素を消去する動きが出始めることが分かっています。

«糖尿病の予防»
インスリンは、血液中のブドウ糖(主に炭水化物、糖質から生まれる栄養源)を筋肉にとりこんでエネルギーに変える働きをすると同時に、余った分を蓄える指示を出している、極めて重要な分泌物です。生活習慣病のひとつとして問題になっている糖尿病は、インスリンの分泌低下とインスリンの感受性低下という2つの原因がありますが、メタボリック症候群のベースとなる糖尿病は、後者のインスリンの感受性低下が主な原因となっています。つまり、インスリンの効きが悪くなってしまう状態を指しています。
レスベラトロールを摂取することで、サーチュイン遺伝子のスイッチがONになると、インスリンの効きがよくなり、糖尿病に予防に効果を示すことが分かっています。

«動脈硬化の予防»
動脈硬化は、様々な原因により引き起こさせると考えられていますが、免疫細胞が血管壁に入り込み、動脈硬化を引き起こすことも原因のひとつとして考えられています。
レスベラトロールを摂取することで、サーチュイン遺伝子のスイッチがONになると、免疫細胞の暴走が抑えられ、血管壁への免疫細胞の蓄積がなくなっていくことが分かっています。

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レスベラトロールの摂り方

レスベラトロールは、下記の植物・部位に多く含まれていることが分かっています。

  • 赤ぶどうの皮
  • ピーナッツの皮
  • 赤ワイン
  • イタドリ
  • メリンジョ

しかし、赤ぶどうの皮や、ピーナッツの皮を毎日食べ続けることは現実的ではないでしょう。

また、赤ワインであれば、毎日飲み続けることは可能ですが、これまでの研究に使用され効果が確認されてきただけのレスベラトロールを摂取しようとすると、毎日数100本ほどの赤ワインを飲み続けなければならないため、現実的ではないでしょう(赤ワイン1本(700ml)には、平均2.25mg(0.15mg-4.35mg)のレスベラトロールが含まれています)。

イタドリ(虎杖、痛取)は、日本の野山にも自生している、いわゆる雑草です。レスベラトロールが豊富に含まれているということから、イタドリを原材料にした中国産のレスベラトロールも出回り始めているようですが、そもそもイタドリは日本の薬事法で医薬品区分に指定されているため、日本国内での販売は禁止されています。また、安全性にも大きな疑問が残ります。

また、米国製のレスベラトロールサプリメントも、並行輸入や個人輸入等で日本国内(主にネット販売)で売られていますが、これもイタドリを使用した、違法サプリメントである可能性が非常に高いため、安易に手を出すのは避けた方が良いでしょう。

最近では、メリンジョ(インドネシア原産の樹木)の実に、レスベラトロール類が含まれていることが分かり、メリンジョの実から抽出したレスベラトロール類を配合したサプリメントが出回っています。しかし、メリンジョに含まれているのは、レスベラトロール二量体がほとんどと言われており、欧米での数十年に渡って実践されてきた研究で使用されている、トランス・レスベラトロール(単量体)とは、その性質が大きく異なるため、効果効能については疑問符が残らざるを得ません。

したがって、レスベラトロールを毎日続けて摂るためには、赤ワインエキス末等の赤ぶどうの皮を原料とし、トランス・レスベラトロール(単量体)を抽出したサプリメントが、一番手軽で現実的な選択肢と言えるでしょう。現在、数多くのサプリメントの開発が進んでいます。

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レスベラトロールの副作用・安全性

赤ワインエキス末に含まれる赤ぶどうの皮は、食品に非常に近い部位で、特に大きな副作用や健康被害の報告はこれまでのところないため、安全性が高い成分と言えるでしょう。今後も世界中で研究開発が進み、着実に安全性・信頼性データを蓄積していくと捉えることができるでしょう。

どのような成分も、飲み過ぎは禁物です。サプリメントで摂取する場合には、各メーカー推奨の摂取量を守りましょう。
また、比較的新しい成分であるレスベラトロールは、医薬品との飲み合わせ等についてのデータが不足しているため、常備薬のある方は、主治医に相談されることをお奨め致します。

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赤ワインには、なぜレスベラトロールが豊富に含まれているのか?

レスベラトロール発見のきっかけともなった赤ワインですが、なぜ赤ワインにはレスベラトロールをはじめとした、ポリフェノールが豊富に含まれているのでしょうか?

その答えは、ワインの製造方法にあります。ワインの原料となるのはブドウ(葡萄)ですが、そのブドウに含まれているポリフェノールのほとんどは、ブドウの果皮と種に含まれており、ブドウ果肉にはあまり含まれていないことが知られています。これは、植物が紫外線等の外敵から身を守るために、果皮に抗酸化物質であるポリフェノール(レスベラトロールも含む)を豊富に含有し、また子孫を残すために、その種子にも豊富なポリフェノール(レスベラトロールを含む)を含有しているためです。

従って、ブドウの果肉のみならず、果皮や種なども一緒に原料として発酵・長期間熟成させる赤ワインは、ポリフェノール(レスベラトロールを含む)を豊富に含み、果皮と種を使わないで作られる白ワインはポリフェノールをあまり含んでいないわけです。

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赤ワインの全てに、レスベラトロール(ポリフェノール)が豊富に含まれているわけではない?!

前述の通り、赤ワインは、レスベラトロールが豊富に含まれるブドウ果皮や種等を果肉と一緒に発酵・熟成させて作られるため、レスベラトロール含有量が多いわけですが、実は、全ての赤ワインに豊富なポリフェノール(レスベラトロールを含む)が含まれているわけではありません。

ブドウの果皮と種子に多く含まれるポリフェノールは、過酷な環境に耐えるために植物自らが作りだした防御壁のようなものです。つまり、日照時間が長く強い紫外線を受け、風雨に晒されるような過酷な環境で育ったブドウほど、豊富なポリフェノール(レスベラトロール)を含んでいます。

過酷な自然環境(紫外線、風雨)で知られている、南フランスのコート・デュ・ローヌ地方、ボルドー地方産の赤ワインであれば、間違いないと言えるでしょう。

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レスベラトロール・サプリメントの選び方

レスベラトロールサプリメントは、比較的新しい製品が多いため、その実績で評価するのはなかなか難しいというのが現状です。

基本に立ち返って、安全性・信頼性の観点からチェックするのが良いでしょう。

具体的には、レスベラトロール原料が、イタドリやメリンジョ等の、欧米での研究に使用されていない成分ではなく、エビデンスが蓄積されて、実績・信頼の観点から非常に優れている赤ワイン等の赤ブドウの皮・種子を原料にしているかどうか、赤ぶどうの品質は優れているか、レスベラトロールが充分に含まれているか(過酷な自然環境で育った赤ぶどうを使用しているか)、不要添加物が含まれていないか、そのような観点で選択することが、賢いレスベラトロールサプリメントの選び方と言えるでしょう。

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