ハーブとスパイスその他

従来特に意識せず、気軽に使ってきたキッチン用のハーブ類に、驚くべき健康増進物質が含まれている事実がしだいに分かってきました。ローズマリーには一連の成分が含まれており、たとえば、カルノシン酸は、動物実験では、ガンのイニシエーションと成長を阻害します。カレーに入っている黄色の色素であるクルクミンは、強力な抗酸化物質であり、今後も目が離せない栄養素の1つです。

一方、タラゴンとバジルは、両方とも、突然変異誘発の可能性があると同時に、発ガン性も考えられますので、将来的には要注意な食品です。

油脂とオイル

一般論として、油脂類の大量摂取は結腸ガンのリスク増加と関係します。これは、脂質の多い食品を摂取すると、それだけ果物や野菜の摂取が少なくなるという単純な理由かもしれません。明確な因果関係は指摘できませんが、ともかく「君子危うきに近寄らず」が、この際は賢明ですから、特に動物性の飽和脂肪酸と水素処理の硬化油には近寄らないことです。また、調理の際には油脂類を不必要に高温で使用しないことです。同時に、加熱調理用としては、多価不飽和油は全く使わない方が賢明です。調理用としては単一不飽和油脂に切り替えることです。その方がガンの発生が少ないという証拠があります。

医薬品(アスピリン)

不思議なことですが、いまやオールドファッションと呼ばれても仕方のないアスピリンに抗ガン性が見られます。証拠としては必ずしも充分とは言えませんが、データによれば、定期的に飲んだ場合は、アスピリンに結腸ガン、肺ガン、乳ガンなどのリスクを17%減少させるという報告があります。アスピリンの抗炎症作用がある役割を演じているのかもしれません。もしも、これが事実だとすると、野菜と果物によるメリットを享受できる可能性があります。

第九章 ハーブとスパイスその他

クレイトン博士の「英国流医食同源」 〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜(翻訳版)の内容を転載しています。

当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜』の内容を転載しております。

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