カルシウムの定期預金

毎日の食事の中に適量のカルシウムが含まれていることが必要なのは言うまでもありません。ビタミンDも、消化管からのカルシウムの吸収とその新しい骨への運搬を促進するためにやはり不可欠です。

健康な人生は始まりが大切です。子供達には、幼い頃からカルシウムの豊富な食品を食べ、運動を怠らないように励ますことによって、骨が丈夫になることをしつけなければなりません。それによって、カルシウムの貯金が貯まり、後にカルシウムの損失が起こる時期になっても、貯金が早くから底をつくことがないように備えることになるのです。でも、子供にとって良いことは、そのまま大人にとっても良いことなのでしょうか?

問題の1つは、カルシウムの豊富な食品といえば肉とか乳製品ということになりますが、動物性脂肪を好まない人はこれらを避けることになりがちです。でも、最近の研究結果では、これは必ずしも悪いことではありません。これらの食品は、カルシウムに加えて、リンが含まれており、リンの摂取が多いとカルシウムの尿への排出も多くなるということが分かっているからです。肉や乳製品の摂取が多い場合に骨粗しょう症が平均より多くなる原因の1つは、正にこの理由です。

高タンパク食をとれば尿酸値が上がり、尿酸値が上がればカルシウム損失につながることになります。尿をアルカリ性にする炭酸水素カリウムをたくさん摂取すればカルシウム損失の量が減少するという研究結果もありますが、これは未確認情報と言うべきです。

西洋風の食事は骨粗しょう症になりやすいと言われますが、これは飽和脂肪酸の摂取が多いからと思われます。動物性脂肪はどうしても、魚油や植物油に多く含まれる不飽和脂肪酸と競合関係になり易く、これは骨構成成分の邪魔をすることになります。赤身の肉、チーズやバターの代わりに大豆製品に代えることをお勧めする大きな理由です。消化が良いカルシウムを含むだけでなく、必須不飽和脂肪酸も多く、しかも食物繊維の多い良い食品です。

第十章 骨粗しょう症で骨折り損にならないために

クレイトン博士の「英国流医食同源」 〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜(翻訳版)の内容を転載しています。

当コンテンツは、現代人の食生活に関する問題や身体を守る抗酸化物質に関する豊富な研究結果を元に、多くの消費者の誤解の本質を解き、健康な食生活の実践を啓蒙している、論文『クレイトン博士の「英国流医食同源」〜発ガン性物質があふれる現代を賢く生きる〜』の内容を転載しております。

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